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第34回 ジャパンカップ

見解

競馬は親から仔へと血を繋ぎ、その仔がまた血を繋ぎ、更なるスピードの高みを目指していく「血のスポーツ」として、しばしば語られる。両親の成績は今ひとつでも、仔は走る可能性があり、そこに血統の魅力とロマンを見出せる。

笠松競馬出身であるオグリキャップの父ダンシングキャップは並みの種牡馬だった。祖父のネイティヴダンサーは米国で走り、芦毛の馬体からグレイゴーストと名を馳せ大活躍。競走成績・種牡馬としても大変に優秀な馬で、オグリはよく同馬の隔世遺伝ではないかといわれていた。オグリが笠松から中央競馬へ移籍し大躍進を遂げると、やがて第9回ジャパンカップへ出走する事となる。1989年の出来事である。

マイルチャンピオンシップから中1週で挑んだオグリは、鞍乗・南井克己の豪快な鞭捌きに反応し、猛然とニュージーランドの女王ホーリックスを捕らえにかかった。壮絶なる叩き合いの末、猛追届かずアタマ差2着と惜敗。勝ちタイムは当時の世界レコード2分22秒2をマーク。2005年に行われた第25回ジャパンカップを制したアルカセットが塗り替えるまで日本レコードとして残った。

12頭のGI馬が集まり豪華メンバーとなった本年のジャパンカップ。本命は昨年のアイルランドダービー馬◎トレーディングレザー。曾祖父サドラーズウェルズの直仔は欧州で大活躍したが、日本の軽い馬場が合わず思ったほど走らなかった。しかし代を重ねると適正を見せ始め、インザウイングスの仔であるシングスピールは第16回ジャパンカップを制した。

祖父ガリレオは競走成績もさることながら、フランケル*1を筆頭に種牡馬としても名高く、欧州のメーンストリームとなっている。父のテオフィロは2006年カルティエ賞最優秀2歳牡馬。3歳時はクラシックへ向かうプランがあったが、脚部不安から未出走で引退し種牡馬となった。母系は代を重ねるたび距離適正に幅が出るダンジグの血統。母父のシンダーは2009年に行われた第79回凱旋門賞を勝っている。

中間の調整は東京競馬場の芝コースを馬なりで流し終い12秒1。活気のある動きで状態は申し分ない。前走から3.5kg減のハンデも魅力に映る。かつて日本馬の壁であり続けた外国馬。日本近代競馬の結晶、ディープインパクトの仔を破る刺客となる。

対抗は53kgで出走できる"恵量"○ハープスター。やや渋めの馬場となりそうだが、大外殿一気を決めた桜花賞、落鉄しながらも大外直線一気のオークスは圧巻だった。前述は1着、後述は2着であったが、その切れ味は誰しもが認めるところだ。

休み明けの札幌記念では52kgのハンデもあり、後方から捲くってゴールドシップ・ジェンティルドンナ以下古馬勢を圧倒し優勝。凱旋門賞では最後方から大外一気で6着に食い込み、あわやの脚勢を見せた。中間の調整は稽古駆けするラストインパクトに遅れをとったものの、終い12秒3なら不安はない。名実共に日本を代表する女王へ勝ち名乗りを上げる。

▲アイヴァンホウは冒頭のサドラーズウェルズ〜インザウイングスの血脈で、父ソルジャーホロウは2004年のドイツ年度代表馬。タフな馬場は寧ろ歓迎で前走のバイエルン大賞は大外ラチ際スレスレを豪快に伸びたように追ってしぶとい。レース間隔が狭いため中間は白井のダートコースをキャンターで流し軽めに調整した。前走より3kg減のハンデと内枠を利して強引に捻じ伏せる競馬ができれば妙味がある。

3連覇のかかる△ジェンティルドンナは休み明けの天皇賞・秋を2着と、目下ここを目標に万全を期した。鞍乗には今年のドバイシーマクラシックと昨年のジャパンカップを勝利に導いたライアン・ムーアを配し陣営の意気込みが伺える。中間は時計のかかる不良の栗東坂路を単走で強めに追って13秒0。力強い動きで好調キープ。ただ衰えの早いとされる牝馬であれば同馬も5歳。終いの脚色は鈍くなるとみて押さえとした。

予想

  • ◎…トレーディングレザー
  • ○…ハープスター
  • ▲…アイヴァンホウ
  • △…ジェンティルドンナ
馬単
  • [18]=[6]
  • [18]=[2]
  • [18]→[3]
3連単[フォーメーション]
  • [18]▶︎[2][3][6]▶︎[2][3][6]
  • [2][6]▶︎[18]▶︎[2][3][6]

*1:ワールド・サラブレッド・ランキング歴代1位(2012年140ポンド)

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