孤高の競馬詩人、マカオの馬券軍師、東京競馬場の馬聖など、さまざまな異名を持つ馳本丸による無料競馬予想ブログです。

第59回 有馬記念

見解

1988年の「AKIRA」を筆頭に、2001年の「千と千尋の神隠し」など日本のアニメーションが海外で評価され、サブカルチャーとして誇れるものとなって久しい現代。競馬もまた世界へ進出し、目の覚めるような活躍を見せている。そこへ至るにはホースマンたちの並々ならぬ努力があった。

1969年の凱旋門賞ではスピードシンボリが初挑戦も着外(11着以下)。1999年はアメリカ産の日本調教馬・エルコンドルパサーが2着に入線し大きな足跡を残した。2006年には無敗の三冠馬ディープインパクトが挑戦したが3着入線*1。2010年はナカヤマフェスタがアタマ差の2着と惜敗。2012・13年はオルフェーヴルがそれぞれ2着となり、夢の凱旋門賞制覇も手の届くところまできた。今や日本のアニメも競馬もワールドワイドなカルチャーといえよう。

そんな世界に名を轟かせた*2◎ジャスタウェイを本命に指名する。前走のJCは2着と負けたものの距離不安を一蹴するパフォーマンスを見せた。終始中団から後方でレースを運び、勝ったエピファネイアに0秒7差の4馬身と着差はつけられたが、これは展開のアヤとC.スミヨンの好騎乗あってのもの。目下の勝ち馬より叩いた上積みを加味してこちらを推した。中間は栗東坂路を併走で追われ終い12秒9の先着入線。豪快な伸び脚で僚馬を圧倒した。名前の裏に隠した「爆弾」がラストランVに向けて輝きを放つ。

○ゴールドシップは一昨年の覇者にして昨年3着。凱旋門賞こそいいところはなかったが、JCを回避して入念に乗り込んできた。一本調子でいて繊細・気難しいところがありムラもあるが、今年の阪神大賞典を勝利へ導いた岩田康誠なら心強い。中間は栗東坂路を併走で強めに追って終い12秒8。こちらも豪快なフットワークで駆け上がっており仕上がりは万全だ。

妙味のある一頭として挙げたいのが▲サトノノブレス。前走の金鯱賞はラストインパクトから0秒2差の2着。レコード決着の厳しい流れだった。昨年の菊花賞2着から距離延長は好材料で、鞍乗の池添謙一は有馬記念3勝のお祭り男*3。乗り難しいとされる中山2500mは騎手の技量が物を言う。中間は栗東CWを併走して終い12秒5で先着。反応もよく上積みが期待できる。

牝馬での有馬Vは至難の業*4であるが、エリザベス女王杯で殻を破ったラキシスを押さえに推す。中間も栗東坂路を併せて終い12秒6で先着。意欲的な走りで調教を消化した。テン乗りもC.デムーロなら問題ないだろう。

予想

  • ◎…ジャスタウェイ
  • ○…ゴールドシップ
  • ▲…サトノノブレス
  • △…ラキシス
馬単
  • [15]=[14]
  • [15]=[11]
  • [15]→[5]
3連単[フォーメーション]
  • [15]▶[5][11][14]▶[5][11][14]
  • [11][14]▶[15]▶[5][11][14]

*1:のちに禁止薬物が検出され失格。

*2:ロンジンワールドベストレースホースランキング(2014/1/1~11/9付)130ポンド世界1位

*3:2008年ドリームジャーニー、2011・13年オルフェーヴル

*4:1959年ガーネット、1960年スターロッチ、1971年トウメイ、2008年ダイワスカーレットの4頭

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