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第82回 東京優駿

見解

皐月賞はNHKマイルCを勝ったクラリティスカイの軽快なペースで淀みのない流れになり1000m通過59秒2のハイペースとなった。スタートして200mの通過タイムが12秒5、400mの通過タイムが10秒7ということは、この1ハロンの間に駆け引きがあったものとみられる。ここで折り合いをつけてポジションを取れなかった馬には少々キツかっただろう。

その後の1ハロン通過タイムは11秒後半~12秒前半で番手につけていたキタサンブラックが3着に粘ったのは地力の良さもあるが、一息入れられた可能性がある。前目につけたワンダーアツレッタ、コメートはそれぞれ着外に沈んでいる。ダービーを逃げ切るのは至難の業だ。ここでは押さえづらい。

こうなると中団~後方にいた集団が有利になるのがセオリー通りであるが、勝ったドゥラメンテは終始後方での競馬。4コーナーで内から外へ出す際に大きく斜行し他馬へ迷惑をかけたが、直線は一ひねりとばかりリアルスティール以下を豪快に差し切った。斜行に関しては褒められたことではないが、とはいえ力一つ抜けている感があるのは事実。ただ精神面での幼さを残しているとすれば大舞台においてマイナス要素だ。

ここで不利を受けたのはベルラップ・ダノンプラチナ・タガノエスプレッソの3頭。VTRを見るとエンジンのかかり始めたサトノクラウンもさらに外に振られているようだ。まともにスパートできていたとしたらもう一枚やれたような脚勢がある。

終いの上がり3ハロンは後述のリアルスティールと同じ34秒5。公式発表において不利は被ってないが、実際に影響があったとすれば、たて直して伸びてきたのだからもう少し評価されてもいい。

一方のリアルスティールはもう少し脚を溜めたかっただろうが、一旦抜け出してから勝ち馬にアッサリ差し切られ、さらに突き放されたあたり、もう一枚腰が欲しかったところだ。勝ち味に遅いのかもしれない。

京都新聞杯はスピリッツミノルのペースで1000m通過59秒4とこちらも淀みのないペースだった。同馬は6着、番手につけたタイセイアプローズも8着に沈んでいることから、一息入らなかった先行勢にはキツい展開だったといえよう。

中団につけていたポルトドートウィユが好位集団にいたサトノラーゼンをとらえ切れなかったのは、4コーナーで少し窮屈になったのを鑑みても強調味に欠ける。ここは勝ったサトノラーゼンを素直に推したい。

青葉賞は皐月賞・京都新聞杯と比べると、逃げたトーセンスパンキー(番手にセンチュリオン)のペースで1000mの通過が1分1秒9の平均~やや遅め。スタート後の200m通過は12秒7で400mの通過が11秒1。600m以降は12秒後半から1400m通過までは13秒前半となり、1600mからは12秒前半~11秒台とペースが上がりだして最後は瞬発力勝負となったようだ。

全体的にみればテンに速く中で緩み終いは速いという展開で、中団~やや後方にいたレーヴミストラルは、終い上がり3ハロン33秒7を繰り出し優勝。タンタアレグリア、ヴェラヴァルスターと並んでからきっちり差し切ったあたり地力は高い。一旦粘り腰を見せたタンタアレグリアも展開次第で出番はあるだろうがここでは少々家賃が高いだろう。

まとめると本命は皐月賞で本命に推したサトノクラウンもう一度。対抗に前走ハイペースで好位差しのサトノラーゼン。切れ味勝負ならヒケを取らないレーヴミストラルを単穴に。溜めて弾ける競馬が課題のリアルスティールは押さえまで。

予想

  • ◎…サトノクラウン
  • ○…サトノラーゼン
  • ▲…レーヴミストラル
  • △…リアルスティール
馬単
  • [11]=[1]
  • [11]=[7]
  • [11]→[13]
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